6月によく聴いた音楽です。今月もキャラソンばかりです。
ソロモン(川田一輝)「Our Destiny」
イントロからだいぶ水星ですが、歌詞もそれっぽいです。
無謀なダンスを踊り続けよう
どんな場所でもかまわないさ
照れる君はまだ迷ってる
大丈夫 スマートに連れ出してあげる
男性声優のキャラクターソングで水星オマージュという、よろこび……。
Division All Stars「CLOSS A LINE」
空・空港・飛行機がモチーフで、浮足立つような気分とスマートさが爽やかな高揚感を感じさせる曲です。sophisticatedなムードはディビジョン全体曲の新たな表情で、しかし変わらない「言葉の力」のメッセージを強く伝えてくれます。2番手のバースが好きです。
Fling Posse「とりまGet on the floor」
好きすぎてまだ言葉が追いつかないので、このままだと歌詞を全部転載するかポエムを書き散らして終わることになってしまう……。ずっと工事してる渋谷駅とか、109のロゴが変わったこととか、浮かんだらその後落ちるような切ないイメージとか、クラブ明けの朝日……とかをイメージしました。
柊虎「柊虎の話」
ポエトリーリーディング作品『Prince Letter(s)!フロムアイドル』の第2シーズン、新アイドルふたりの曲です。増田俊樹さんの感情が抑えられて掠れた低音と豊永利行さんの吐息多めの声が……最高!!!セクシーでものすごくかっこいいです。
住友花子(南波志帆)「ファクター・ワード(A吉スタジオremix)」
テレビアニメ『18if』のEDテーマ曲。ヒグラシの鳴き声から始まるプログレ・ハウスです。オリジナルはアイドルっぽいかわいさがあり、そのギャップもいい。
湊大瀬(日向朔公)「雪解」
リリースされたばかりですが、6月、いや上半期、いや2022年でベストなのではないでしょうか……!?という勢いで聴いています。感情の上下が極端(常時はかなり控えめだが、パニックを起こすとものすごい)なキャラクターのキャラソンって難しいと思うのですが、それぞれキャラクター・楽曲制作陣・大瀬役の日向朔公さんの表現力を本気で信じて制作された曲ですごすぎる。
デジタルクワイア的なオートチューンの多面的な多重コーラスと呟くようなトーンの声によって世界がつくられています。「聞こえる?」の悲痛で切迫した台詞がすごい。
kinoue64「亡霊」
結局こういうのが一番いいんだから……。kinoue64さんの曲からは、勝手に10代の記憶と結びついて架空の思い出を捏造してしまいそうなノスタルジーと、いいものの要素は不変だということを強く感じます。
6月によく聴いた音楽でした。2022年上半期ありがとうございました!