9月によく聴いた音楽です。
アメリカ民謡研究会「私はずっと笑顔だったし朝の占いだって悪くないきっと今日も大丈夫良い一日になりますように。」
とにかく、今年音楽を聴いた中で、すごい衝撃を受けた体験として心に残っています。
小宮山嵐(千葉翔也)「群青」
Twitterでも再三同じようなことをツイートしているのですが、頭サビのボーカルにプリズマイザーが使用されていることの衝撃……!キャラソンの核であるキャラクターの声を加工して、「生の歌声=感情豊か、加工=人工的で機械的」ではなく、加工によってむしろ新たな音楽の感性が生まれるという価値観がキャラソンに取り入れられていることがすごい。
頭サビ→加工で質感を抑える、サビ→そのままの歌声という構成が、イップスになって声が出なくなってしまった嵐が旺士朗と出会ってまたマイクの前に立てるようになった本編のストーリーを表現していて、1曲の中にドラマが生まれています。サブスク解禁されたのでたくさんの人に聴いてほしい~!
Puhyuneco「夕方 Ver.1.00」
自然の中で起きている美しい現象すべてでライブを拝見したPuhyunecoさんの曲。コラージュされたような悲鳴のように耳をつんざくコーラスが印象的です。
水鵠衆「藍の反証」
こちらもサブスク配信が開始されたのでよく聴いていました!
https://t.co/1UBBeIFKv9
— Δ (@delta___p) 2022年1月30日
「藍の反証」こちら件のコーラス含む歌唱パートの内訳になります!(PCでの閲覧推奨です)
併せて楽しんで頂けたらうれしいです!🧊https://t.co/c5qatlIVNV
Δさんの歌唱パート内訳データ(ありがたすぎる……)を見ると詳細がわかるのですが、「中指立てようとさ」が顕著な子音単位までチョップドされたボーカルのパート分けとコーラスの質感が乱反射するような響きをもたらしています。ブレイク部分からグラデーションがかかるように自然に和楽器の音色になっていくところも好き。何回も聴いてるのに聴くたびに発見があってゾクゾクします。福原かつみさんが参加している曲でよくなかったものがない……。
quoree「煤模型」
2021年にMaltine RecordsからEPをリリースしているボカロPのquoreeさん。わたしはCYNHNのremixから知りました。エッジィなエクスペリメンタル・サウンドながら、どこかあたたかみが感じられるような雰囲気は、ギターとドラムの音が目立つ「煤」が顕著です。
Telematic Visions「town without sky」
テレマビさんの新譜!「bluespring」のリリパで聴いたものも新曲も嬉しいです。
9月に聴いた音楽でした。もう10月も終わってしまう……。SideM愛知ライブ楽しかったです!