トロピカル墓場

好きなものは好きだからしょうがない!!

孤独に負けたくない

でもまだヘコたれない
孤独に負けたくない!
乙女を舐めちゃイカ
何かが掴めたかも

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2021年の楽曲大賞、おそれおおくもやる気だけは大いにあるのですが、おそらく1月上旬まで多忙が続くのでひいひい言っています。1月にはマイベスト的なエントリをやりたい……

以下少し社会派な(?)日記です。

 

なんとなく最近歌マス(いまさら注・楽曲「THE IDOLM@STER」のこと)を繰り返し聴いている。

初めて耳にした時、主題歌でありながら暗めの曲調とサビの第一声が「ほんの些細な言葉に傷ついた」なのが衝撃だった。

ずっと色褪せない名曲だと思っているし大好きだけど、おそらくわたし以外の多くの人も思うように、良くも悪くも歌詞は今との価値観の違いを感じる。今までもなんとも言えない気持ちになる部分があることは意識していたけど、それも2005年の等身大として受け入れていた。

わたしはきわめて閉鎖的なオタクなので、本当にごく最近までこの歌詞が賛否両論あったことを知らなかった。それはおもに「男では耐えられない痛みでも 女なら耐えられます 強いから」部分のことであろう。たしかに自分も男性キャラクターに女では耐えられない痛みでも〜と歌われたら普通に嫌な気持ちになる。

でもこれはそれ以前の歌詞でも書かれている「クラスの友達思い出せない 彼氏もできない」「会社勤めはおそらく向いてない」に続く、アンチ“普通の女子”を望む社会であると思っています。

しかしそのことを意識したら、これは「おじさんが考えた強い女像」だと気づいてしまった。もちろんそれで好きじゃなくなったとか、何かを啓蒙したいとかでは全くないんですが、なんかあまりにもおじさんが考えた(普通の=弱い女に対する)強い女すぎて、おじさーん!となった。2005年当時のオタクの雰囲気を知らないのでもしかしたら男性がメインターゲットなゲームに登場する強い女っておじさんが考えたもの以外はなかったかもしれないし、実際歌詞は男性が考えてるし(おじさん呼ばわりしてしまいすみません)、結局のところ最初の「今と価値観が違う」に収束されるのですが……

一方で、歌詞に表現された「自分に自信を持っててちょっぴりめんどくさくて社会の中の女性の立場も時には利用して、たまに虚勢が見えるようなひとりで生きる女の子」に勇気をもらった経験は何度もあったので、おじさんが考えた強い女像が現代では改められるべきものにされてしまうというのは心苦しくもある。自分が青い中学時代にアイドルマスターに出会ったからというのも大いにあるが、自分を自分だけのものにするためにとりあえず周囲の人間を二分して己を特別だと思おうとする気持ちにどうしても共感してしまうのです。

難しい!でも諦めたくない!

 

自分はこのように考えすぎてしまう人間ですが、ありがたいことにそれを肯定してくれるオタクや同じく考えすぎてしまうオタクに出会えたよき1年だったと思います。

インターネットのみなさま、いつも本当にありがとうございます……!♡

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