最初に自分語りのターンです。
2013年頃から始まった「男性声優楽曲大賞」の企画に、2021年からこのブログで便乗しています。
2023年は、神神化身から新曲が出ないならもはややる意味って……みたいになっていた(『神神化身』斜線堂有紀の小説×楽曲のキャラクターコンテンツ。2022年でプロジェクト終了)。
年間ベストの企画をやるのは、自分の場合、自分の言葉で自分の好きなものを好きと言いたいというのが理由にありますが、この企画の題材となる男性声優が歌唱する楽曲の、特にキャラクターソングと呼ばれる音楽に関心があるため、楽曲元の作品の興亡に振り回されたというのが2023年の印象でした。特に自分が一番好きな『アイドルマスターSideM』のソーシャルゲームがサービス終了したこともあり(楽曲のリリースやキャラクターのCGライブ、声優イベントといった他の展開は続いています)、自分の「好き」がブレまくっていて、聴いていた曲も関心も偏っていました。
また、あまり年ベスそのものには関係しませんが、個人ブログの意味についてもよく考えていました。いわゆる「踊れる曲」は声優楽曲DJの方が現場ですぐキャッチアップしているけど、踊りっていう共通言語じゃない、自分の言葉でやるにはどうしたらいいのか考えていた。サークル「私的音楽同好会」さんによるキャラソン批評同人誌が発行されるのを見て、
自分がアニソン・キャラソンの音楽的語りに関心を持ったきっかけのひとつ、『アイカツ!』の同人誌『HELLO Mu WORLD ~アイカツ曲でたどる音楽ジャンル~』のことを思い出したり、あとは7月のX(旧Twitter)騒動とかnoteとか、テキストサービスの場所について考えたり。
2022年は、自分が関心のある声の表現と先鋭的なエレクトロニックの要素を持った曲のリリースにアンテナを高く持てていたので、比較するとあまり自分っぽい選曲になっている感じがしない気がします。それでも期間内のリリースで好きな曲を考えていったらちゃんとあったので、やりました。例によって順位づけしてありますがあまり関係ないです。
拙いですが、どうぞ!
- ルール
- 9位 Insomnia
- 8位 Dead Sea Note
- 7位 Moon Shape/明鏡止水
- 6位 Carry On
- 5位 King of Voxxx
- 4位 Shake it till Make it
- 3位 蜜柑
- 2位 Money!Money!Money!
- 1位 綺麗だ
ルール
・2022年12月〜2023年11月に発表された男性声優の楽曲が対象
・1枚のアルバムから選べるのは1曲だけ
・ただし、これは!という1枚のみ2曲選んでもいい
9位 Insomnia
作詞:結城アイラ、作曲・編曲:☆Taku Takahashi
アイドルもののソーシャルゲーム『アイドリッシュセブン』に登場するユニット・ŹOOĻの楽曲です。
2step+ピコピコ系の音+感傷的なボーカル。いわゆる「踊れる」感覚ってエネルギッシュでグルーヴィな音楽に身を任せるというのもいいんだけど、この曲のように内向的な感覚から出てくる「踊り」が好きです。
楽曲に参加している声優さんがみんな好きで……広瀬裕也さんは今年の曲だと「Cold Garden」の痛くなるような歌い方も好きだったけど、このくらい適度に力が抜けた感じはなかなか聴けない気がします。木村昴さんの豊かな声と発音は曲のクオリティをぐんと高めています。西山宏太朗さんのアニメ声+切なめなニュアンスはやっぱり強い。近藤隆さんの声は3人と比較すると目立たないけど色っぽいです。
サビ前で歌詞が「お前の欠片を探し/てしまう」と区切られたり、落ちサビで「I know…」が先行したりと、リズムの複雑さに対する言葉の乗せ方の遊び心が感じられます。
終わらないInsomnia
終わって欲しくない
眠りについたら思い出さえ
ぼやけてしまう
このパートに溜息っぽい吐息が重ねられつつも、セクシーな感じに行かずに憂鬱そうなトーンに抑えられているのがいい。
ていうか、タイトルがいいんだよな、SOLID STATE SURVIVORだし(一般名詞だろ)。
作詞の結城アイラさんは他にも二次元アイドルソングを多数手がけていて、『アイドルマスターミリオンライブ!』の「FairyTaleじゃいられない」など、☆Taku Takahashiさんはm-flo、Ukatrats FC、ravexのメンバーとして活動しながら、声優の工藤晴香さんや『ウマ娘』のRemixワークに参加したりしています。
8位 Dead Sea Note
歌:Loulou*di(CV.豊永利行、武内駿輔、山下大輝)
作詞・作曲・編曲:はまたけし
楽曲とボイスドラマを中心に展開し、アニメ化も決定しているアイドル・ディストピア(私が勝手に言っているだけです)コンテンツの『華Doll*』に登場するユニット・Loulou*diの楽曲です。
アイドル的なポップさとはやや離れた空想的なサウンドは、Aメロから徐々に音数が増えていき、物々しいようなボーカルに泡が立ちのぼるようなアルペジオが重ねられます。そこで突然、「特別だとか」の歌詞が目の前が開けたように耳に入ってきます。
特別だとかただの虚像だったね
中身が貧しいままで
真実なのか虚飾なのかさえ
勘違いしてただけなんだね
アイドルだとか作り物なだけ
ボーカルは重なって、リズムも四つ打ちになり、緊張感のあるピアノの速いアルペジオが駆け出します。絶望のメッセージを伝えるために歯車が噛み合い回りだす。最後に残るのは空虚な心地で、このいやな力強さと虚無感と触れることができないようなイメージは、"人間のポテンシャルを最適化させるために身体に特殊な種子を埋め込む手術を施し、それが「開花」することで完璧なアイドルになれる"というストーリーで描く、アイドルに理想を仮託するファンダムの倫理を問う部分を楽曲全体で演出して、唯一無二だと思います。声優楽曲のケレン味というか、声優らしい気持ち悪さみたいなものがこの曲では誇張されていて、その印象に拍車をかけています。
楽曲提供をしているはまたけしさんは、同じくムービック原作のアイドルコンテンツ・ツキノ芸能プロダクションの『SQシリーズ』でQUELLの楽曲を手がけています。そちらの方がより馴染みやすいというか、ポップな印象があります。
7位 Moon Shape/明鏡止水
歌:黒野玄武(CV.深町寿成)
『アイドルマスターSideM』のアイドル・黒野玄武さんのソロ楽曲です。
夜好性+1番・2番の終わりにTrapっぽいリズムが入ってくるサウンドです。
アイドルマスターSideMは「理由あってアイドル!」というキャッチコピーの作品で、なんらかの職業や社会的立場からアイドルを目指すというのが基本的な世界観です。黒野玄武さんはインテリヤンキーからアイドルへ、という方で、↑のジャケット写真の特攻服ふうの衣装で相棒と神速一魂というユニットに所属しています。しかし、ソーシャルゲームで彼をプロデュースするとわかる「個」としては、天涯孤独であり家族というルーツを持たないことを気にしている、という面があります。その大人びた寂しさが、夜好性が持つ現代的でデフォルトな孤独のイメージに通じていると感じます。
1番・2番ともに普遍的な「都会」のイメージから、サビにかけてぐっと文語的に、黒野玄武さんにフォーカスした歌詞になっていって、サビでは彼の口癖である四字熟語が違和感なく挿入されています。
作詞の新谷風太さんは他のアイドルマスターSideMのソロ曲や『ウマ娘』の「GALACTIC PLAYER」「Precious Star Dreamer」など、作曲・編曲のめんまさんはSwitch「Romancing Cruise」などを手がけています。
6位 Carry On
歌:ナイトブレイク(CV.伊瀬結陸、諏訪部順一、榊原優希、古川慎)
作詞:Sakiel Kiriya、作曲・編曲:Mitsunori Ikeda
サンライズがアニメーション制作を手がける、架空の街で行われるカーレースと走り屋のチームを題材にした動画コンテンツ『ハイドライバーズ』のキャラクターソングです。
真正面からドラムンベースをやっていて……。伊瀬結陸さんの勝ち気でクールな声と正統派ドラムンベースが合いすぎる。作品の夜の高速道路のイメージをそのまま曲にしたような2000年代の疾走感。
ボーカルが高音:伊瀬結陸さん、榊原優希さん、低音:諏訪部順一さん、古川慎さんと二分できるのですが、それぞれのパートが重なった時の処理が、混ざり合う感じで変容して聴こえます(「感じ取れ 全て置き去ってく風」「埋まらない感覚に焦って Starting over again」とかが顕著)。
ラストのボーカルチョップ部分大好きすぎます!個人的なフェチなのかもしれませんが、声優さんの声が過剰にチョップドされている作品が好きです。音としては声優さんの生の声がその表現のすべてで、「意味のない音」になるまでばらばらにされた時に捨象されるものに魂の21g的な何かがあるのだろうかとか、色々と考えてときめいてしまいます。
作詞のSakiel Kiriyaさんは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の「Go Our Way!」などを手がけていて、作曲・編曲のMitsunori IkedaさんはJazzin'parkのメンバーや☆Taku TakahashiさんとV6「TL」、声優楽曲ではzakbeeさんと『VAZZROCK』の「揺れていたいよ」をコライトしています。
5位 King of Voxxx
歌:VadLip(CV.内田雄馬、小野賢章、花江夏樹、八代拓、増元拓也、武内駿輔)
作詞・作曲:ヒゲドライバー、編曲:とおるす
アカペラに魅了された高校生たちの青春ストーリーを楽曲で展開していく『アオペラ -aoppella!?-』の新ユニット・VadLipの楽曲です。
ウィスパーっぽいパートから始まるのですが、他にもサビの内田雄馬さんのがなるような歌い方だったり、そのいわゆるアカペラっぽいような発声だけではないバリエーションがあるのが好きです。
それとやっぱり、声/音/音楽のリミナルな面が見えるのが好きという個人的なフェチがあります。声はどこから音になるのか?音はどこから音楽になるのか?という問いは、2月に参加したイベント・Voicecore Reading Poetrium『花 羽 音 』で考えたのですが、この曲の中でもその応答ができる気がしています。
VadLipは他にもアカペラでブレイクビーツをやっていたりしてすごかったです。武内俊輔さん(ビート担当)ってなんでもできるんですね……。
作詞・作曲のヒゲドライバーさんは『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の「シャイノグラフィ」やLiella!「ビタミンSUMMER!」の楽曲提供、編曲のとおるすさんはアカペラのYouTubeチャンネルをやっていて、アオペラのJ-POPカバー楽曲のアレンジを手がけるなどしています。
4位 Shake it till Make it
歌:川越ボーイズ・クワイア部(CV.鵜澤正太郎、土田玲央、小原悠輝、中西南央、金子誠、木村昴、生田鷹司、伊瀬結陸)
作詞・作曲:YUKI KANESAKA・Frazer Watt、編曲:YUKI KANWSAKA
オリジナルアニメ『川越ボーイズ・シング』の劇中歌です。
古川慎さんの「Forsaken kiss」、豊永利行さんの「Carry my heart to U」など2021年くらいから男性声優楽曲に全英語詞の楽曲がぐっと増えたような気がしますが、キャラクターソングでの全英語詞、バークリー音楽大学出身でボストンで活動する方に歌唱指導されている、というのは特別なのではないかと思っています。
川越ボーイズ・シングでは、今回声優に初挑戦する俳優の方(小原悠輝さん、中西南央さん)が参加していて生っぽいような演技があったり、ミュージカルやオペラの素養がありラッパーとしても活動する木村昴さん、PENGUIN RESEARCHのボーカルとしても活動する生田鷹司さんが参加していたりと、声優さんが非常にバラエティに富んでいます。この曲にもそのバリエーション豊かな歌声が乗っていて、ゴスペル調のポップソングの上に様々な奥行きを感じることができます。
演奏家として参加しているのもYUKI KANESAKAさんに縁のある方々ということで豪華なサウンドですが、ボーカルで意識したのは「バラつき」とインタビューで語っておられました。
僕の場合は、全員を十把一絡げにして整えるよりも、それぞれに異なる1人ひとりの個性が合体したときに聴こえる声の幅感のようなものを大切にしました。例えばですが、実際に高校生が全体で声を合わせて歌っても、すべてが完璧に揃うより「バラついているところもあるけれど魅力的だな」ということのほうが、その時期にしか出せない彼らならではの魅力になると思うんです。僕はそういう部分を伝えられるようにアレンジをする役割なので、1回目のバラつきと2回目のバラつきがちょっと違ったり、同じフックを歌っていても後半のほうでもっと盛り上がって「ちょっと熱くなってるぞ!」と感じられたりすることのほうが、音楽として魅力的だと思っていて。アニメの音楽でも、キャラクターにソウルを吹き込んでいる人たちがぐっと汗ばむような瞬間を作りたいと思っているんです。それはAIには決してできないことだと思うので。
「川越ボーイズ・シング」連載第5回|国内外で活動するミュージシャンが集結!音楽担当の3人が語る楽曲創作の裏側 - コミックナタリー 特集・インタビュー
わたしが声優楽曲の声優っぽさにこだわるのもこのことに近くて、まあそれはいいんですけど、なのでこの曲はそういった生の感じが歌声のニュアンスによく表れているんですよね。キャラクターが音楽の中で生き生きとしていることとクオリティの高さどちらも備えている、素晴らしい曲だと思います。
個人的に生田鷹司さんと伊瀬結陸さんが一卵性双生児の役をやっていることが意外でめちゃくちゃ期待していて、作中だと「声は似てない」ってことになってるのですが、想像よりはるかに似ていてすごくよかったです、好きな2人なので……。
川越ボーイズ・シング、本編は変なギャグをずっとやってるけど歌の持つちからを何よりも強く描いているアニメで素晴らしいのですが、ディスクが販売されないことになったので(マジで悲しすぎて、苦し紛れにせめて受注生産にできませんか!?ってガチのメールを送りました)ぜひ視聴していただき作品のことを知ってほしいです……。
楽曲提供をしているYUKI KANESAKAさんは『Dr.STONE』の「カンデンマンガン(Kung Dang Manganese)」を手がけています。作詞・作曲に参加しているFraser Wattさんは、YUKI KANESAKAさんがバークリー音楽大学で教えていた元生徒だそうです(すごすぎ)。
3位 蜜柑
歌:XlamV(CV.土田玲央、河西健吾、小林千晃、浅沼晋太郎、古川慎、村瀬歩、畠中祐)
作詞:田中秀典、作曲・編曲:川口圭太
「同一声優が演じる2人のキャラクターにファンが二者択一の投票をし、どちらかだけがデビューする」というセンセーショナルさが話題になっていたアイドルコンテンツ『VS AMBIVALENZ』。この作品より生まれたグループ・XlamVがメインパーソナリティの恋愛系バラエティ番組の主題歌というコンセプトの楽曲です。
コーラスに歪んだシンセにチャカチャカしたギターの音にクラップと、いわゆる「踊れる」曲だと思います。「ムリが祟っ/たり」「終電間際に呼び/出したり」と、単語の切れ目ではないところでAメロからBメロへ移るリズム感が好きです。
キャラじゃなくたっていいじゃん
今日は 今は
と、ぐっと距離が近くなるのを感じて、
泣きたい君と痛いくらい抱きしめ合いたい
というサビは、「泣き」と「たい」、「い」と「たい」がそれぞれ1オクターブ離れているのが、思いがあふれるようでカタルシスを感じます。口語的な歌詞にニュアンスをつけてゴージャスな響きにしているのが、生活の中にドラマを見つける歌詞を最大限表現しています。そして2サビキャンセル。
作品にサバイバルオーディション番組の影響を感じる点もですが、前述のバラエティ番組の公式サイトも準備されていて、とことんリアル志向であることがうかがえます。
作詞の田中秀典さんはミネラル★ミラクル★ミューズの「フライト23時」など、作曲・編曲の川口圭太さんは夏川椎菜さんの「ナイトフライトライト」などを手がけています。2人が提供している寿美菜子さんの「アンブレラ・アンブレラ」はこの曲に通じるエッセンスを感じます。
2位 Money!Money!Money!
歌:豹堂杢児(CV.堂島颯人)、宝来清麿(小林裕介)
作詞:CHEHON、作曲:Massive B/CHEHON
ニューヨークのレーベル・Massive Bなどレゲエアーティストが手がける楽曲と声優による異次元ミュージックエンターテインメントコンテンツ『JAMROCK』のキャラクターソングです。
チープなメロディと「稼いで稼いで稼ぎまくる」を連呼するHookが呼び込み君チックで好きです。堂島颯人さんのギチギチに詰まった感じと、「よく口が回る」感のあるへらへらした小林裕介さんのそれぞれのフロウの対比が、聴いていて気持ちいい。最後の方の「CHECK CHECK…OK 稼いで稼いで稼ぎまくる(巻き舌)」も、小林裕介さんの声のさわやかさでさわやかな範囲にとどまっている感じがめっちゃいいし、おもしろいです。声優さんの声でレゲエをやる意味とおもしろさがこの曲にあります。
楽曲提供をしているMassive Bは1991年に立ち上げられたレーベルで、CHEHON氏は「韻波句徒」(『JAMROCK』キャラによるカバーもあります)で知られる日本のレゲエDeejayです。CHEHON氏が大麻取締法違反で逮捕されたのでプロジェクトは一時休止中となっています。再開を応援したいです……。
✨タイアップ情報✨
— 【公式】スタンドマイヒーローズ (@myhero_info) 2019年6月26日
昨年に引き続き、東京都とスタンドマイヒーローズのタイアップが決定🎉
マトリが大麻の危険性を呼びかけるポスターが都内の各地に掲載されます。ぜひご覧ください!
※掲載場所についてのお問合わせはご遠慮くださいませ #スタマイ pic.twitter.com/oECOTTwN8c
1位 綺麗だ
作詞・作曲・編曲:Somari
集英社×avexのメディアミックスコンテンツ『Arcanamusica』の楽曲で、ジュエリーデザイナーの斑目ジュナさんのキャラクターソングです。
ヒップホップっぽいベースを中心に宝石がきらめくような音や有機的なグリッチが左右の様々な位置でASMR的な質感で鳴ります。音数が一気に減るタイミングが随所にあり、その間をべたべたとした声優っぽい、含みのある調子がつけられた台詞っぽいボーカルの余韻が埋めています。口語的で一続きのモノローグのような歌詞に、さらに様々に加工された声が重ねられています。
キャラクターソングの面白さは、キャラクターの設定というテキストやイメージの情報がいかに音に変換されているかというところだと思っていて、この曲の場合は、ジュエリーデザイナーやミステリアスで気まぐれな性格といった設定が表現されていますが、さらにASMR的な質感のサウンドやボーカルの重ねの処理に聴覚体験としてのおもしろさも感じられる点が一線を画すと思っていて、大好きです。
楽曲提供をしているSomariさんは、普段はボカロを使った楽曲制作をしている他、宮下遊さんへの楽曲提供などを行っています。ボカロPっぽい言葉のあてはめ方、という感じが声優さんへの提供曲にも生きている気がします。
以上、他にも好きな曲はありましたが、9選でした。*1
2024年もいい音楽といい声に出会えるように、AIとファスト萌えに負けずにやっていこうと思います。ありがとうございました(終)
*1:直前にこちらを見ていたこともあり、あんまりダラダラやらずに9選にしようと思いました。