今週のお題「上半期ベスト◯◯」
1月から6月の振り返りと、その月よかったものを紹介するコーナーです。
1月
- Mobage版アイドルマスターSideMサービス終了
1年の始まりがあまりに悲壮すぎる。直前の1月2日が担当の誕生日だったのだが、おめでたい気持ちとBADな気持ちともう悲しむことに疲れてしまった気持ちとがぐちゃぐちゃになっていて、24時間テレビだったら負けないでを歌っている頃だろう。(今も色々書くのは疲れてしまうので……閉口)
- 自然の中で起きている美しい現象すべて vol.2
Eno, This is “Chiikawa”
— 🐬けむり🌐 (@tropical_haka) 2023年1月15日
Edge of Japan Culture. #しぜすべ2 pic.twitter.com/HqGVRiuC7l
去年の第1回に続いて第2回も好きな人たちばかり出演していて休憩できない!嬉しい悲鳴!というやつでした。しぜすべはVJがいつもすごくて、キャンバス塗りつぶし機能で疑似GB・BBにした箇所に映像を流しつつライブペインティングとか、米澤柊さんはアニメを作っていったり、駒澤零さんはゲームを作ってたり。荒井優作さんのパフォーマンス+米澤柊さんの鉛筆ドローイング映像の上に布施琳太郎さんがリアルタイムで詩を綴っていく、という時間が一番印象に残っているかもしれない。書いては消される文字(意味)と、因果律から外れたように現れ、ちぎれ、引き伸ばされ、繰り返されていく轟音は、強迫性のようなものを感じた。
でも一番覚えているのはKATさんのルーローハンかもしれない。食べ物をおいしそうに見せるためではないグリーンの照明の下で、小さいいろはすのペットボトルと一緒に立ったまま食べるルーローハンは非日常的で夢みたいだった。
- internethood
namahogeさんをnamahogeさんとして認識したのはおそらく「たかやん考」からだけど、あれってnamahogeさんがやってたんだ!と熱心に読んできた文章に思い当たることが多く(dariacoreは(きっと)蘇るとか『REFLECTION』をめぐる雑談とか)、自分が今関心のある音楽とコンテクストについてホットにライター活動をされている方だ、と活動をチェックするようになる。その後Mastodonで繋がったりして流れてきたのがnamahogeさんが開催するイベント「internethood」の情報だった。やっぱりコンセプトもコンセプト文もグッとくるし、いむ電波.wavも出演するデイイベントということで行った。
病みかわいいもメンヘラもナチュラルに通過した感を感じるサンクララップのパフォーマンスにiPhoneのカメラを掲げる人たちが「ロストアンブレラ」でも揺れてるのを見て、インターネット音楽の攪拌を考えました。
namahogeさんのキュレーションに「インターネット……!」となったものの、インターネットっぽさってなんなんだろうと今(7月)改めて考えている。少なくともインターネットはオタクのものではないし、誰のものでもない。自分は2000年代前半の同人文化とインターネットの接続にかなり憧れがあった人間で、それが自分のルーツのひとつだと思ってるんですけど、ちょっと間違えたら完全に「Welcome to Underground」をこじらせている状態だと思う。
- hituji『もういない君と湾岸を歩いて 2』
大好きな漫画の2巻が発売されて完結しました。『君と湾岸』のエンディング曲は、パソコン音楽クラブのInner Blueだと思っています。
『もういない君と湾岸を歩いて』https://t.co/kEaXZcZWV0 の感想投稿キャンペーンに当選し、サイン入り色校をいただきました🥲家宝にします… pic.twitter.com/FLli52k7bZ
— 🐬けむり🌐 (@tropical_haka) 2023年3月2日
Twitterの感想投稿キャンペーンに当選した。
2月
- THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023
TOKYO DOME CITY HALL→東京ドームのハシゴをするオタク。
MOIWは初参加のブランドもあるため、勝手に自己紹介的な、ショーケースタイプのライブが連続していくのを想像していたら、めちゃくちゃ越境していた。それが自分の無意識の固定観念をぶち壊していってすごかった。わたしは現在のブランドではSideMの展開を一番熱心に追っており、その上で(ファン目線で)言うが、SideMって自分が思ってるよりはるかにアイドルマスターだったのだ。わたしは765ASのアニメからアイドルマスターを好きになったのだが、原理主義者っぽくふるまうことこそ真のオタクと思っていた時期があり(みんなそうですよね?)、恥ずかしながらその癖が無意識の範疇にいまだ残っている。などと書きたくないのだけど、SideMを心から好きなのに、SideMが「あのアイドルマスター」だった感じを「いきなり」だと思った。
2日間ずっと夢見心地で、正直、ステージ上の出来事を理解してキャー!というより、ずっと何が起こってるのかわからない(見えてはいるし聞こえてもいるのに)キャー、みたいな感じだった。初めて好きになったアイドルマスターのキャラは菊地真さん、秋月涼さんも歌っていた持ち歌「エージェント夜を往く」を好きになる──というアイドルマスターの「好き」の一番古いところと、一番新しいところ──伊瀬結陸さんが急に接続したり、そういえば役でステージに立つ茅原実里さんを見るの「涼宮ハルヒの激奏」以来だ、とか「恋のHamburg♪」の増元拓也さんMVPすぎるだろとか……。
3月
- 鮮やかなダンス×WARAHOUSE
- Anomaly
- Porter Robinson The Nurture Live Asia Tour
- ペロンミ 個展「ペロランダム」
3月の出来事は簡単にブログにしていた。
4月
- J.GARDEN53
2回目のサークル参加でした。お品書きのスタンドを忘れて会場のコンビニで買ったメルカリの発送ダンボールとテープを手で引きちぎって代用した。
- mumyo「ゴシック・アンド・ロリータ」
現代音楽の分野で少女性、日本のポップ、サブカルチャーをテーマに活動されている山根明季子さんと梅本佑利さん、ヴァイオリニストの成田達輝さんによるmumyoの公演。会場が北千住にある元々銭湯だった場所で、暗い廃墟の中でヴァイオリンの演奏を聴く体験って、文字にするだけで今でもときめく。トークショーも梅本さんと成田さんの掛け合い(?)がよかったです。
- ミュージカル『LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇- 』
2014年にハロー!プロジェクトのメンバーで上演されたミュージカルを出演者のフルオーディション+加筆した脚本で再演した公演。新約の俳優さんたちは声量が大きく、あと国内のミュージカル史上初のd&b Soundscapeというシステムが導入されており、音響もあいまってとにかく音がすごかった。音が良い、というか、なんかすごかった。ミュージカル然としていたからこそ当て書きで内輪ネタもあってアイドル歌唱のミュージカルだった2014年版の異色さが際立つとも思う。
改めてストーリーを劇場で目の当たりにすると、あまりにも凄惨すぎて辛さを超えた虚脱感のようなものがある。
- 脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」フラッシュバック
来たぜ碧島 乗り換え少ない順(ゆっきゅん「日帰りで」の替え歌です) pic.twitter.com/2i8WVlPkyD
— 🐬けむり🌐 (@tropical_haka) 2023年4月29日
5月の印象が強かったけど30日のクリアルート&ウイトリルート初日が自分にとってのクライマックスすぎた。ウイトリルート初日の終演後のザワつきがヤバくて、伝説のBL舞台が始まってしまったと震えました。結局原作を中途半端にしかプレイしないままの観劇でしたがおおむね楽しかったです!現地で観劇したのが再演からで思い入れがある、というのもあると思いますが、土屋直武さんの蒼葉がかなり好きです。
5月
- 脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」フラッシュバック
舞台の限りではクリアルートが一番好きです。自分にとってよい観劇体験だと思えることって、カタルシスといえばそうですが、精神的ショックとケアによってできているのかもしれないと2回目で「クラゲの歌」のシーンを見ながら思いました。ミンクルートも好きな予感がしたのですが、舞台でできる想像力・表現に限界がある気がして、きっとテキストを読んだ方が萌えると思った。既プレイで観劇すればまた印象が違ったのかもしれません。信仰がミンクを弱くもさせているというところが好きです。これら2ルートは、関係が変化することでオーバルタワーが崩壊=キミとボクの世界が揺らぐことでキミ(攻略キャラ)も消える……というセカイ系っぽさがありよかったです。
ドマステ中に富永勇也さんにハマった相互フォロワーさんと行きました。ウイトリルートについて話すと、フォロワーさんはウイルス、わたしはトリップをそれぞれ見ている、ということがあり、自分が磯野大さんを見がちなことが判明。
ドンゼン本編、清竜人25の「ハードボイルドに愛してやるぜ♡」のMVみたいだった。富永勇也さんはドマステ千秋楽の挨拶でかなりふわふわしていて会場の笑いを誘うなどしていたのですが、ドンブラ現場ではすごくお兄さんしていてギャップ萌えでした。
- 文学フリマ東京36
サークルチェック時にはチェックしていなかった豆花の食べ歩き本を買って、豆花にハマった。
6月
体調暗黒時代。5月下旬くらいから体調が慢性的におぼつかなくなっていて(COVID-19症状ではない)、6月には人生初の救急車に乗るなどし、とにかくめちゃくちゃに体調不良でした\(^o^)/(今(7月)はとりあえず辛かった身体症状は出てなくて復職もしている状況です。今以外の時間の存在を認知できるようになった。1〜5月の自分がけっこう精力的だったことにビビっている。)
- ミュージカル『ダーウィン・ヤング 悪の起源』
韓国原作のミュージカルを末満健一さんが演出した作品。原作本の日本語訳版が会場で先行販売されていて「考察におすすめ!」みたいなポップが付けられていてうっさかったが、舞台本編には考察要素があまり感じられなかった。原作がかなり長いのをかなり潤色しているようだった。韓国の家父長制が強く表れていた。
最近如何ですか 暑くなってね
炎天にうだる日が続いておりますが
ちゃんと食べてますか 寝られてますか
それと心は渇いてませんか
あなたが夏に殺されませんように。